宮島工業高等学校を卒業後「スタジオ101」へ入社。現在は「広島ブライダル館」にてフォトグラファーを務める。休日は祖父と一緒に工場夜景などを撮影しに出かけ互いの作品鑑賞も。お正月には集合写真を撮る家族思い。
カメラを趣味としている祖父の影響で私もカメラ好きに。学生の頃から「将来の夢はカメラマン」と決めていました。高校時代は3年間写真部に所属し、体育祭や学園祭などの学校行事を撮影。数をこなす中で、自然なアングルやここぞという瞬間を切り取る術を覚えました。表情を捉える際は、対象とする人が一番仲の良い子と話している時に着目。大好きな人の傍にいる時、人ってこんなに良い顔をするんだということを痛感しました。また、できあがった写真を喜んでもらえるのも、とても嬉しかったです。
会社へ入社した当初は2年間接客を担当。お客様への対応の仕方などを学び、その後撮影技術を身につけカメラマンとしてデビューしました。接客をしていた際に仲良くなったお客様が撮影に来られることもあり、「久しぶりに会ったね」とおしゃべりしながらリラックスした様子を見せてくれると、ホッとした気持ちになります。過去には前撮りをしたご夫婦のご両親から、結婚式当日の際に「本番のカメラマンもあなたがいいなと思っていたのよ」と言っていただき、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。
撮影時にはお二人がどういった場面で笑顔を見せてくれるのか、探り探り会話をしながら進めています。仕事や趣味の話をして盛り上げることもありますが、やはり最高なのは、お二人が互いにだけ見せる特別な表情。ある新郎様が新婦様に「ここ、埃がついてるよ」と言って優しく払った際の新婦様の笑顔は、とろけるような優しさに満ちていました。あとで写真を見返した際に、撮影時の幸せなエピソードまで思い出せるような、その時の空気を閉じ込めた、愛情と温かさあふれる写真が素敵だなと感じます。
これからも婚礼やご家族の写真など、心に残る一枚を手がけていきたいです。
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