【花嫁必見レポ!vol.4】簡単DIYで可愛い♡和婚や和装前撮りがよりオシャレ&華やかにな る「水引」を体験

皆さんこんにちは。Be Bridal Hiroshima編集部です。花嫁さんやプレ花嫁さんにおすすめのさまざまなトピックスを、編集部スタッフが体験し、レポートでお届けする「花嫁必見レポ!」。4回目は、ウエディングアイテムにおすすめの「水引飾り」体験をレポートします!

 


ペーパーアイテムに人気縁起物の「水引」って?

水引|アトリエサクラノ

古来から、縁起物として婚礼に取り入れられてきた「水引」。祝儀袋や贈り物の包みなどに結ばれる飾りひものことで、和紙をよって長いこより状にし、着色したり錦糸を巻いたりして加工される日本の伝統工芸品です。近年では、和の雰囲気を気軽に出せると、ウェディングアイテムとしても人気が集まっています。

その起源は、今から約1400年前の飛鳥時代にまでさかのぼります。遣隋使として隋(現在の中国)に派遣された小野妹子が、海路の無事を祈って贈られた貢物に紅白で染めた麻紐が結ばれていたことがはじまり。それ以降、宮中への献上品はすべて麻で結ぶことが慣習となり、平安時代には水引と呼ばれるようになりました。相手を思い、その包みが簡単に開けられないように、水引で結ぶ古来からの習わしが今へと繋がっています。

今回は、そんな水引アイテムづくりを体験すべく、廿日市市のお稽古サロン『atelier Sakurano(アトリエ サクラノ)』さんへ。講師の上田徳子さんに花嫁さんにおすすめの結び方を教えてもらいました!

 

人と人との縁を結ぶ婚礼にぴったりのアイテム

水引|アトリエサクラノ

水引歴8年以上の上田徳子先生。ハンドメイド販売サイト「Creema」で作品販売も行っている。

BB編集部 「水引はいろいろと種類がありそうですね。婚礼に適した形とかあるのでしょうか?」

上田先生 「いくつか基本の形がありますが、ブライダルシーンでは結び切りを使います。これは、一度結ぶと解けない形で『一度だけの大切な祝い』という思いが込められているため、婚礼関係だけでなく、新築・長寿・快気祝い(退院祝い)などにも用いられます」

BB編集部 体験レッスンではどんなことを教えてもらえるのでしょう?」

上田先生 「まずは、水引の基本の形“あわじ結び”から練習します。あわじ結びは結ぶとほどくのが難しく、ひもの端を引っ張るとさらにきつく結ばれる結び方のため、『固く結ばれるように、途切れないように』という意味も持ち、特に婚礼に適した形なんですよ。今回は、赤と白の水引を3本使って練習します」

BB編集部 「赤と白のどちらを2本使うか、そしてその順番によっても印象が変わりますね! 素材もいろいろとあるんですか? 」

上田先生 「水引は和紙をこより状にした芯に加工を施して作られますが、今回は細かい絹を螺旋状に巻き付けてる絹巻水引を使用します。しなやかで適度な弾力があり、丈夫で切れにくいので、繊細な細工に向いているんですよ。何年経っても色褪せないので、身につけるものやインテリア雑貨を作ったりするのにもおすすめです」

BB編集部 「結構コシがありますね! 扱い方のコツはありますか?」

上田先生 「作り始める前に、まずは指で2回ぐらいしごくのがポイント。ただあまりしごきすぎると逆に柔らかすぎて結びにくくなるので気をつけてくださいね。水引を親指と人差し指でつまみ、指で強く押さえたまま曲げながらスライドさせていきます。難しい場合は、目打ちやペンなど丸いものを使っても大丈夫です」

BB編集部 「おぉ〜!くるんとカールしました! そのままだと真っ直ぐすぎて曲げづらかったですが、しごくと扱いやすくなりますね

上田先生 「これができていないとカーブが角々としたものになるので、完成度が全然違うんですよ。あとは編む工程の中で、輪を作ってその穴に通すときに、先端を揃えてから行うと通しやすくなります。輪を小さくしたいときは、水引の先端を内側から順番に1本ずつ引っ張ると上手に整えることができます」

BB編集部 「私はとっても不器用なので少し不安ですが、その3点を意識してやってみます!」

上田先生 「人と人とのご縁を結び、繋げていくスタートになる水引は、婚礼シーンに最適です。そんなに難しくないので、ぜひ覚えてくださいね」

 

いざ、「水引飾り」を初体験!

水引|アトリエサクラノ

水引1本の基本の長さは90㎝。今回は半分の45㎝ぐらいにカットして使いましたが、あわじ結びは30㎝ほどあれば作ることができるそう。

水引|アトリエサクラノ

慣れるまでは、起点になるところを洗濯バサミで挟んでおくと簡単。ゆったり大きく作って、少しずつ小さく形を整えていくと上手くできます。

最初は、輪が大きすぎたり、先端がバラバラになって輪に通しづらかったり。「上、下、上、下・・・え?」とどこを通せばいいのか分からなくなったり。なかなか苦戦しましたが、上田先生が優しく丁寧に教えてくれたのでだんだんと慣れることができました。

いいなと思ったのが、水引は弾力があるので、何度でもほどいてやり直しができるところ。これを聞いて、不器用&初心者の私としては、かなり安心して挑戦ができました。作業を始めるとすごく楽しくて、思わず黙々と没頭タイムに。頭を空っぽにして取り組めるので、気分転換にもぴったりですね。水引さえあればできるし、場所を選ばずどこでも作業できるのも魅力です

 

水引|アトリエサクラノ

「水引飾りを習得して、和のウェルカムボードを作る!」と編集長。どんなボードができるか楽しみです!

ちなみに、またもや編集長は私よりも器用に作っていました。「規則性のある編み方が、日本の伝統文化らしい調和の美を感じさせますね。丸い形も愛らしいし癒されます」とコメントも私より乙女です(笑)

 

和装婚フォトに取り入れて印象的に贈り物などTPOに合わせて使える

水引|アトリエサクラノ

今回の体験では、金色と赤色の水引を使ってあわじ結びと、あわじ結びをアレンジしたうさぎを制作。たった3本でも色の組み合わせでかなり印象が変わるのが面白いですね。

水引|アトリエサクラノ

雛祭り(左)と端午の節句(右)をイメージした上田先生作成のオリジナルフレーム。

水引飾りを作っていると、ゆるやかに心が調うようですよね。髪飾りやアクセサリー以外にも、また日常的なポチ袋やメッセージカード、ラッピングに添えても可愛いですし、季節の行事をイメージした水引細工でインテリア小物を作る、そんな楽しみ方もおすすめですよ」と上田先生。

体験は、水・土・日曜を中心に、窓の向こうに宮島が見える自宅アトリエで実施。そのほか、手芸のマキ 廿日市店(廿日市市阿品台3-2-1)でも月に1回、水引講習を行っています。スケジュールはInstagram @atelier_sakuranoでチェック。出張レッスンも可能なので、詳しくはお問い合わせを。

水引飾りは、結婚式やパーティーでゲストをもてなすウェルカムボードや、インテリア飾りに使うのはもちろん、和装婚の前撮り小物に取り入れるのも◎。2人の好きなカラーを選びブーケやヘアアクセサリーと組み合わせるなど、印象的で映えるウエディングフォトを水引飾りで叶えちゃいましょう♡

 


▼▼今回体験したアトリエはこちら▼▼
atelier Sakurano(アトリエサクラノ)

住所/廿日市市阿品台(JR阿品駅より車で5分)

※詳細は申込後にお知らせが届きます

 

 

 

RECOMMEND

RANKING 人気記事ランキング

KEYWORD キーワード

RELATED 関連記事